ワールドカップと言ったら、多くの人はサッカーの世界大会のことを想起しますよね。

サッカーという競技名が入っていない呼称なのに、これは凄い刷り込みです。

実際、数多くの国でワールドカップと言えば、サッカーの国別世界選手権、

つまりは、「FIFAワールドカップ」を意味する事が多いです。

それほど世界的なブランド力を誇るワールドカップという名称は、

サッカー以外の競技団体からも羨望のまなざしで見られてきました。

そんなこともあり、他スポーツの「ワールドカップ」は

FIFAワールドカップの成功にあやかるぞ的な勢いで、後追いで命名されたものなんですね。

若干17歳でワールドカップに出場し、得点まで決めたのはブラジル代表の選手です。

その名は、エドソン・アランテス・ド・ナシメント。

ナシメントは、1958年のスウェーデン大会が初出場でしたが、

コンディション不良で、ベンチスタートの控え扱い。

しかしながら、チームのケガ人が続出した関係で無理をおしてピッチに立つことになります。

勝つことが至上命題のサッカー大国ブラジル代表。

ナシメントは見事その期待に応え、17歳という若さでブラジル代表を優勝に導く大活躍を果たします。

17歳でワールドカップに出場し、得点をもぎ取っただけでも凄いのに

何とその大会で6得点も挙げてしまうのです。

もうお気づきでしょうか？

その、ナシメント選手とは、サッカーの王様「ペレ」のことです。

「ペレ」の愛称で呼ばれるようになった彼は、その後のワールドカップや国際Aマッチでも得点を決めまくります。

そして最終的には、通算80ゴール以上を獲得した史上最高のゴールゲッターとなるのです。

素晴らしい才能を持つプロサッカー選手は数知れませんが、サッカーの歴史上最高の選手としてペレの名を挙げる人は多いですよね。

彼は、その選手生命において、公式試合通算1,300ゴール近い得点を挙げました。

言うまでもなく、世界一の記録です。

2002年の日韓ワールドカップ、盛り上がりましたよね～。

日本は決勝トーナメントに進出、ベスト16の成績を残しました。

日本と韓国、計20都市で64試合を行ったこの大会で、ワールドカップ史上

試合開始後から最短時間でゴールが決まる珍事が起こりました。

試合は、韓国とトルコの対戦。

試合開始のホイッスルと同時に、後方へボールを展開した韓国チームは

ゴールに近い位置でパス回しを続けます。

その一瞬をついて、トルコのフォワード、ハカン・シュキュルがインターセプト。

コースを消しにきたキーパーの脇を抜けるボールコントロールで、絶妙なシュートを決めました。

試合開始からゴールまで、10.89秒。

映像を見返しても、サッカーの10秒は一瞬の出来事って感じですね。

これが、ワールドカップ史上、試合開始から最速のゴールとなっています。

すべては、ここから始まりました。

サッカー日本代表が、初めてワールドカップに出場した大会です。

前述の日韓ワールドカップは、アジアで開催される初めての大会でしたが、

同時に、1996年の開催地決定時点では、日本は初の本大会未経験国のホストという立ち位置でした。

その日本が、名実ともに世界のサッカーシーンに殴り込みをかけたのが、1998年のフランス大会というわけです。

かの有名なドーハの悲劇、そしてジョホールバルの歓喜を経て、ワールドカップ初出場を果たすのです。

日本は、初出場のフランス大会では勝ち点をあげることは叶いませんでした。

しかし、サッカーファンはこの98年のワールドカップを一生忘れることはないでしょう。

それほど、ワールドカップ出場は何ものにも代えがたい、皆の悲願だったのです。

あらためて、 MR-G 98年フランスワールドカップモデルをみてみても、

様々な感情が湧き上がってくるような、特別な雰囲気をまとっていると感じますね。

風格ある本物、MajestyとRealityから名付けられた「MR-G」の名に恥じない質感はさすが。

他のG-SHOCKのどれにも似ていない、落ち着いた気品を感じさせるデザインが最高です。

まさに、G-SHOCKの最高峰、日本の誇りです。