まず、カラーリングが秀逸。
とことんまでブラック。どこまでも徹底的に黒にこだわった色づかいが
人気の理由の筆頭でしょう。
様々なカラーラインナップを誇るG-SHOCKにおいて、
首尾一貫してブラックで染め上げています。
硬派を極めるマスターオブG「レンジマン」には、はやりこの色ですね。
まさに無骨。
当モデルのBlack Outというネーミングもいいですね。
そのものズバリって感じですが、
黒で塗りつぶしたような、真っ暗な漆黒の闇という名の「RANGEMAN Black Out」
マットな質感が最高です。

一部の人は言うかもしれません。
「レンジマンのタフネス性は知ってます。
でも、自分は極限の環境下で活動するレスキューとかレンジャーじゃないし。
そもそも、瓦礫や土砂が散乱したエリアとか無縁でしょ？」

わかります。ガチにタフネス性能を極めすぎているように感じるかもしれませんね。
でも最近、災害によって土砂や泥、瓦礫が山積・散乱した光景を
ニュースなどで目にする機会が増えたと思いませんか？
実際にデータをみても、日本の自然災害の発生件数と被害は
この数十年増加傾向であることが分かります。
そしてこれは日本に限りません。
世界に目を向けても同様のデータがあります。
自然災害の発生件数と被害の増加は、言うまでもなく
地球規模での環境変化による異常気象が原因の一つですね。
つまり、瓦礫や土砂が散乱したエリアといった
過酷な環境に身を置く状況は、レアではないのかもしれません。
確かに今では、モノ選びの基準も変わってきている感じがします。
どんな状況でも頼りになる相棒を探すお客様が増えていますね。

そんな世の中で頼りになるのは、サバイバルタフネスを極めたレンジマンでしょう。
過酷な状況を生き抜くって状況はそうそう無いかもしれませんが、
とはいえ、どんなときでもあらゆる情報を正確に早く得られるのは心強い。
レンジマンに搭載したセンサーが、方位・気圧/温度・ 高度を
しっかりと計測して伝えてくれるのは必ず重宝します。

つくりもしっかりしてますね。
ボタン操作のとき、ガタつきまでいかないまでも、ちょっとストロークが安定しない

安っぽく感じる時計ってありますよね？
そこはさすがレンジマンです。ボタンガードの構造を工夫することで、
サイドからの衝撃を緩和しながら、ボタンストロークにしっかり感をもたらしてくれています。
もちろん、20気圧防水の機密性もバッチリです。

ヤワな時計とは一線を画していますね。

タフネスを極めると自然とデザインも磨かれます。
ブラックで染め上げられた無骨な本作の魅力をさらに高めているのは、
印象的なボタン部分ですね。
たとえば、耐衝撃かつ操作性にすぐれたボタンレイアウトが、デザイン性を向上させています。
また、スリップしないようにローレット処理が施された大型ボタン、めっちゃクールです！

ワイドフェイスのボディに迫力あるボタンレイアウト。どこまでも無骨です。
「RANGEMAN Black Out」、これが売れずして、何が売れるって感じですね。