身の回りに、オレンジ色のモノって持っていますか？
様々な色の製品に囲まれていながら、意外にオレンジカラーが無いことに気づきました。

探しまくってようやく見つけたのが、バックの内側。
吉田カバンの定番、PORTER / TANKERのインナーがオレンジでした。
ポーターのタンカーシリーズは、フライトジャケット「MA-1」をモチーフに
開発されたのはご存知の通りです。

そうです、MA-1の裏地ってド派手なオレンジ色ですよね。
アーミージャケットの基本は迷彩色。軍用服なので当然です。

しかし、裏地がオレンジ色なのは、遭難時に味方の救助ヘリから探索しやすい為です。
リバーシブルのジャケットを裏返して着用することで、上空の友軍機から視認しやすくするわけですね。

ということで、オレンジは目立ちやすい。
目立ちやすさを「誘目性」と言いますが、オレンジ色は誘目性に非常に優れたカラーとされているのです。

ご存知の通り、レスキュー隊の服装もオレンジです。
視認性が高く、前述の通り誘目性に優れているのがその理由。
でも、赤の方がオレンジよりも視認性、誘目性は上。

しかしながらレスキュー隊の服装に赤が用いられないのは、
暗がりでは、赤は目立たなくなる特性があるからなのです。

レスキュー隊は昼夜問わず、過酷な環境下で危険な任務に従事します。

夜間でも、救助を待つ人から視認しやすいように、
また、暗闇の中でもレスキュー隊員同士がお互いを確認しあって活動できるように、
オレンジ色がベストなのですね。

また、オレンジは煙の中でも視認しやすい色でもあるのです。
火災現場などで活動するにあたっては、煙で視界が悪い中で最もよく見えるのが
オレンジ色だとされています。

トンネルがオレンジの明かりを利用するのも、排ガスなどの煙で見通しが悪くなっても、
しっかりと光を届けるからなのです。

ということで、オレンジは国際救難色と定められ、
世界各国のレスキュー隊はオレンジ色の制服で身を包んでいるのです。

レスキュー隊が使用するオレンジをテーマカラーにしたこの時計が持つ、
強烈なインパクトにも納得ですね。

ELバックライトに映し出される万能斧。
レスキュー隊が操る斧って、プロの道具って感じでカッコいいですよね。

救助現場などで使用される、様々な機能を持つ工具、それが万能斧です。

文字通りオノの役割に留まらず、ハンマー、バール、ノコギリ、スパナ等の付帯機能によって、
過酷な環境下で大活躍してくれそうです。

調べてみると、万能斧の使用シーンがヤバい。
ガラスをぶち破ったり、コンクリートを削岩したり、バールで鉄扉をこじ開けたり、
鉄筋を折り曲げたり、ワイヤーをぶった切ったり、、、。
レスキューが活動するフィールドの過酷さを物語りますね。

このモデル、G-SHOCKお得意の中空構造ケースを採用しており
ケース内でモジュールを浮かせるようにセット、外部からの衝撃緩和に寄与します。

確かに、この画期的な構造によって、驚異的なタフネスは担保されてますよね。

でも、「GULFMAN Men in Rescue Orange」が持つ独特の剛性感！

もう見るからに剛性が超絶強そうですよね。
このインパクト強めな見た目は、ベゼルの造形から来ています。

ウレタンベゼルの多面体フォルムが、いかにも堅牢な感じ。
ケース全体を覆う鎧のような作り込みは、風格さえも打ち出していますね。

さらに、ビビットなオレンジとの組み合わせですから、
お買取市場における存在感も、非常に強めです！