日本においては、スキルの無いアルバイトの学生なども
ライフガードと呼ばれることもありますよね。
しかし、本来ライフガードとは、救命のプロフェッショナルを指す呼称です。

ライフガードは、監視区域内にいる人が危険にさらされないように
いかなる時も警戒していなければなりません。
また、不測の事態には敢えて危険に挑んで救助対象を水から引き上げ、
救命措置、心肺蘇生などを迅速に施すことになります。
つまり、泳力だけでは成り立たない、人命に関わる専門的な職業ということになります。

サーフィンで訪れたビーチにおいて、団体でトレーニング中のライフガードに出くわすことがありますが、その訓練の様子は見るからに過酷。
ライフガードの国際規定色である赤と黄色のウェアに身を包んだ彼らは、
自らの身体に鞭打って訓練に励んでいるのです。
頭が下がりますね。

ライフガード発祥の地はアメリカです。
さすがオリジンらしく、水難救助の歴史は長く、ライフガードというものが文化として根付いています。
アメリカ全土で通用するライフガードの資格を発行する団体は、6つもあります。
YMCA、エリス・アンド・アソシエイツ社のNASCO、アメリカ赤十字社のライフガード・トレーニング・プログラム、スターフィッシュ・アクアティックス・インスティテュートのStarGuradなどです。
そして、オープンウォーターと言われる海、湖、川におけるトレーニングは、
ガルフマンで公式ウォッチをリリースした USLA（アメリカ・ライフセービング・アソシエーション）の認定機関が行っているんですね。

ライフセービングの競技を見たことがありますか？
有名なものは、ビーチ・フラッグスですね。
ビーチを全力疾走してフラッグにダイビングするアレです。

ライフセービング競技は、人命救助の技術向上、オフシーズンのトレーニングを兼ねて、
海における救命技術を競うスポーツとして生まれました。
過酷なライフガード業務に際しては、知識や技術を維持向上しなければなりません。
その為の競技大会という位置づけで発展してきたのですね。
訓練の動機づけにもなるということで、現在では盛んに行われています。

当モデルは、1999年に行われたNational Lifeguard Championshipsのオフィシャルウォッチなのですが、この大会でも様々な種目でライフセービング技術が争われました。

オーシャン競技においては、サーフ種目、ビーチ種目、2つに大別されます。

サーフ種目の花形は、アイアンマン、アイアンウーマンレースですね。
海でスイム・パドルボード・サーフスキー3種類をこなすトライアスロンです。
一般的なトライアスロン(スイム、バイク、ラン）よりも心肺にかかる負担が著しく大きく、非常に過酷なレースです。
まさに「鉄人レース」ですね！

ビーチ種目では、前述のビーチ・フラッグスの他、
ビーチラン競技では、砂浜を2キロ全力疾走するなど
こちらもマッチョな競技ですね。一般人には到底無理です笑

そんな強靭なライフガードをサポートするとなれば、そこはG-SHOCKの出番。
海上において、そのスペックをフルに発揮するのは、言うまでもなくガルフマンですね。

まず、防錆性能は無くてはならないですが、当モデルはバックパネル、べゼル、
美錠に至るまで、外気に触れる全ての金属部分がチタン素材で組み付けられています。

海水に対する耐性はバッチリですね。
カシオが呼ぶ「ラストレジスト(防錆)」も伊達ではありません。

また個人的に好きなポイントは、このコロンとしたフォルムですね。
海の生物をイメージしたとされるデザインが、完成度高く仕上がっています。

これは着けてみたい逸品です。