中古市場でも非常に人気の高いMUDMANですが、高く評価されているポイントとして、
突き抜けたタフネスとともに、普段づかいの実用性がうまくバランスしているところがあげられます。

まず、使用を想定する環境が砂漠ですからね。ぶっ飛んでます笑
砂の世界で確実に動作させるため、ボタン周りからの細かい塵・砂の侵入をしっかりと防ぐ構造を備えています。
その構造とは、1つのウレタンカバーで、片側3キー配列のボタン部分を包み込む形。
これによって気密性が飛躍的に向上しているんですね。
同時に、気密性を高める構造によってボタンの大型化も可能となって、操作性も高まりました。

砂漠ほど過酷な状況でなくとも、例えばライトなアウトドアシーンでは細かい塵や砂の入り込みが気になることって結構ありますよね。
また、ストレスを感じさせない操作性の高さは、普段づかいの時計だからこそ嬉しい性能です。

まあ、－10℃～ 60℃までの計測を可能とする温度センサーの搭載は、多くのユーザーにとって小々オーバースペックですが笑。
でも気温変化の激しい気候に対応してくれているのは大きな安心材料ですね。
そんな温度センサーとともに、方位を計測するセンサーも搭載しています。
右サイドのCOMPボタンを1プッシュで、ダイレクトに方位計測モードへの切り替えが完了します。
個人的には、方位の計測結果が表示されるディスプレイがデザイン的にクールだと思います。
東西南北を示してくれるフェイス左上の大型サークルディスプレイがしっかりと主張していて実にクール。

そしてバンドの耐久性も抜かりなし。
引張耐久力に優れた「カーボンファイバーインサートバンド」が採用されています。
タフさのみならず、独特の風合いを感じさせてくれるのも良いですね。
さらにカーボンファイバーは、バンド本体のみならず、ケース結合部分のばね棒周り、遊環などにまで登場します。
作り込みに気合が入ってますね。

2019年、国際自然保護連合（IUCN）が絶滅が危惧される野生生物のリストである「レッドリスト」を公開しました。
この中で、絶滅危機種とされた種の数は、なんと28,000超。
今回のリスト更新で注目されたのは、絶滅の危機にさらされた動物の数が大幅に増加したこと。
そして日本の淡水魚が数多くリストに掲載されてしまったことでした。
日本でも確実に、厳しい状況下にある野生動物が増えているんですね。

絶滅危惧に瀕する動物たちを調べると、その状況の多くに人間が関わっていることがわかるそうです。
経済活動優先の開発による環境破壊や、食用やペット目的による乱獲などが影響しているのです。

この厳しい状況は、簡単には変えられないかもしれません。
しかし、わたしたち一人ひとりの心がけを変化させない限り、状況は何も変わらないことは確かでしょう。
MUDMAN EARTHWATCHを身に着けることで、環境保全を意識する。
それは、おとなの時計の着け方として、カッコいい選択ですね。

本作は、ネパールの国鳥であるニジキジをモチーフにデザインされました。
ビビットなマルチカラーで押し出し強めですね。
バンドに記された「Change the World.Yourself.」のロゴもいい感じにアピールしてます。

しっかりと環境保全に意識を向けながら、押し出しの強いお洒落デザインを楽しむ。
そんな時計のベースモデルは、タフネスと実用性を兼ね備えたマッドマンですから、
向かうところ敵なしですね！
こちらとしても、高価お買取りにぜひ挑戦したいと思います。