海が満ちたり、引いたりする様子は本当に不思議ですよね。
潮の干満は、引力によるものだと誰もが学びますが、
正直、分かったような分かんないような、微妙な感じですよね？笑

実際、学者の間でも難問とされている話なんです。

天才ガリレオでさえ間違った理論を持っていたし、
ニュートンは正しい考察を示しましたが、それでも不十分でした。
その後も数々の英知がこの難問に挑みましたが、未だ完全な理論には至っていないと
されているそうです。

とはいえ、完全でなくとも解明されているのは、海面が周期的に上下動する理由は、
主に月の引力によるものだということですね。

月に面した海は、引力によって引っ張られるので海面が持ち上がる。
つまり満ちるわけです。

一方で、月の反対側の海は、月からの引力は弱い。なので潮は満ちない、
と思いきや、やっぱり満ちるのです。何でだよ！ですよね。
理由は、球の自転の遠心力などによるもの、だそうです。
ということで、やっぱり難しいですね笑

海面は、1日2回、高くなったり低くなったり、規則的に変わりますよね。
月は地球の周囲を24時間50分かけてまわるので、海面はこの動きにあわせて、
12時間25分で満潮⇢干潮⇢満潮、または干潮⇢満潮⇢干潮に変化するわけです。
そして、ややこしいのが月だけではなく、太陽の影響も受けるところ。
太陽の動きによって、潮の満ち引きの大きさが決まるのです。
で、一番満ち引きが大きくなるタイミングを「大潮」と呼びます。

というわけで、干満の差は世界共通ではなく、場所によります。
日本でいうと、太平洋側の干満差は1.5メートル、日本海側は40センチほど。

アジアで干満の差が大きいことで有名なのは、隣国の韓国です。
国際空港で有名な仁川では、なんと10メートルもの満ち引きがあります。
これ、すごいですね。

もっと凄いのが、カナダのファンディ湾。
その満ち引きの差は、何と15メートル！ ビル5階分もの満ち引きってヤバイですね。
世界一の干満差だそうです。

世界一、干満差が大きいカナダのファンディ湾。
この土地の先住民、ミクマク族の言い伝えでは、
潮の干満は「水の中で跳ねまわるクジラによって起こされる」とされています。
海の王者であるクジラの仕業だと思ったわけですね。
また、クジラの神秘性がそうさせたのかもしれません。

本作、GULFMAN イルクジ2000「DW-9701K-9JR」ですが、
イルカ・クジラの生態が海洋の潮の状態と密接な関係があることから
タイドグラフを搭載したというストーリーがあります。
潮汐を確認しながら、イルカ・クジラに思いをはせたいですね。

当モデルがリリースされた2000年は、アイサーチ・ジャパンが推進する
世界各地のイルカ・クジラ研究を支援するプロジェクト
「International Dolphine & Whale Reseach Network 2000 Support Project (イルカ・クジラ　2000 プロジェクト) 」をG-SHOCKがサポート。

そのオフィシャルモデルが今回のガルフマンです。
ELバックライト発光時浮かび上がるクジラが最高ですね！