パイロットウォッチは確かにクールですよね。
ダイバーズウォッチも捨てがたい。
でも、特殊機能を備えたマスターオブGシリーズにおいて、
最もG-SHOCKらしさを感じさせてくれるのは
陸上において、瓦礫や土砂が散乱するような過酷な状況下での使用を想定した
マッドマスターを置いて他にないのではないでしょうか？
タフな男たちのためのギアって感じで、まさにG-SHOCKらしいタフネススピリットが
表現されているように思います。
売れるのも納得感がありますね。

特殊任務に従事していない我々にとっても、空や海よりも身近な陸において
真価を発揮する機能って、頼りになりますよね。
中でも、当モデルの防塵・ 防泥構造には全幅の信頼を置けますね。

たとえば、キャンプのシーン。
砂埃や泥の存在を気にすることなくアクティブに行動できるだけで、
アウトドアの楽しさを何倍にも高めてくれるでしょう。

また、キャンプに限らず、音楽フェスやハイキング、トレイルランニングなどにおいても
本当に頼りになります。
防塵・ 防泥の対応が、アウドドアレジャーをより快適なものにしてくれます。
ストレスフリーで野外の開放感を楽しめるって最高ですよね。

また、マッドマスターが真価を発揮するのは、レジャーシーンにとどまりません。
過酷な現場で活動するプロフェッショナルでない私たちでも、
いつ、なんどき災害に襲われるか分かりませんよね。
昨今、大雨による土砂崩れや洪水に見舞われている現場をニュースで見る機会が増えました。

実際、毎年のように、日本各地で甚大な被害を被っています。
日本の国土は、外国と比較しても、台風、大雨、洪水、土砂災害、津波、火山噴火などの
自然災害が非常に多い国だということが、国が発表するデータにもはっきりと表れています。
これは、日本の位置、地形、地質、気象条件などが複合的に影響しているんですね。
われわれは、世界有数の災害大国に生きているのです。

土砂崩れが収まったあと、また洪水後に水が引いたあと、
現場に残されるのは、瓦礫や土砂、泥などが山積するような極限の状況です。
災害大国で生活を営む私たちが、ハイスペックのマッドマスターを腕につけることは
決して宝の持ちぐされにはならないでしょう。

誇るべきは、そのマッドレジストの構造です。
ボタンシャフト、シリンダー内に、泥、塵の侵入を防ぐ多数のガスケット、
いわゆるパッキンを内装しています。
そして、複雑なバランスを見事に実現しているところが、その内装したパッキンと、
りゅうずのねじ込みの圧力によって、マッドレジストを完成させている点。
気密性へのこだわりが半端ないんです。

あとは、この時計をサバイバルウォッチたらしめているトリプルセンサーの搭載ですね。
方位、気圧、温度の計測はお手のもの。ほんと頼りになります。
そして、すべてのボタンに滑り止めのクロスの溝が切ってあるのが、めっちゃクールなんです。
いわゆる、チェッカリング加工ですね。これが男前なんですよね。
男っぷりを上げてくれてます。

マッドマスターには、カーボン仕様のケースで組まれたモデルもありますよね。
私も好きなモデルなんですが、一方でカーボンファイバー強化樹脂を用いていない
当モデルにも、ならではの良さがあると思います。
カーボン仕様の場合、カーボンの強度のおかげで、金属製シリンダーが採用されていません。
それはそれでスッキリしたフォルムでイイ感じなんですが、
一方で、今回のGWG-1000のように、男らしい無骨なメタル系シリンダーも捨てがたい。
こちらが好みのファンも多いのではないでしょうか？

そして、熱きマインドを表現する情熱のレスキューレッドの掛け合わせ。
最高です！