まず、採用されたベースモデルがイイですね！
今回の「GM-110SCM-1AJF」は、アナデジ表示のコンビモデルGA-110をベースに、
金属性ベゼルを組み込んだ人気モデルですよね。

実際、GA-110に対する市場の評価はかなり高いです。

2019年の2月、カシオが発表したデータは興味深かったです。
内容は、G-SHOCKが2018年に35周年を迎えたのを機に、モデル別の出荷履歴を集計したもの。
そこで発表された、国内での上位3モデルのランキングを、振り返っていきましょう。

第1位は、「DW-6900」です！
誕生以来、様々なアーティストやブランドとタイアップしているのが特徴ですよね。
やはりトップだよね、って感じですね。

続いて、第2位は、「DW-5600」！
初号機のDNAを受け継ぐ伝統のスクエアケース。シンプルな美しさが多くのファンを抱えていいますよね。
納得のランキングでしょう。

そして、第3位に食い込むのが、「GA-110」となりました！
上位2モデルが、それぞれ1994年、1996年の発売であるのに比べ、
GA-110の発売は2010年ですからね。けっこう若いモデルなんです。
それにも関わらず3番手にランクインしてくるのは凄い。

さらにヤバいことに、全世界でのランキングにおいては
「GA-110」が堂々の第1位ですからね。圧巻です！

大きめのケースサイズに、アナログとデジタルの表示を組み合わせたコンビ仕様。
また、多層的な立体構造が独特な世界観を生み出していますよね。

そんな大人気モデル、GA-110を下敷きに、ステンレス製のベゼルを採用したのが本作というわけです。
金属の質感が人気モデルの魅力をさらに高めていますね。

加えて、ステンレス製ベゼルにレーザー加工で配色されたカモフラプリントが美しい。
また、スケルトン素材の樹脂バンドにもカモフラパターンの印刷を施す念の入れよう。
手寧な作り込みが素晴らしいです。
カモフラージュの柄が、美しいと感じるとは。
不思議な感覚を覚えます。

スケルトン素材の採用は、G-SHOCKお得意の勝ちパターンですが、
ステンレス製ベゼルとカモフラ柄とが、スケルトン素材に組み合わされることで、
無機質で繊細な美的感覚を体験させてくれる秀逸なモデルになっています。

ステンレス製ベゼルを採用した、人気のMetal Coveredライン。
このラインにおいて、デジタルとアナログ表示のコンビモデルが世界的にも人気のGA-110がベース。

それだけでも魅力的なのに、金属の質感をベゼルに纏うことでまた一つステージを上げました。
さらなる進化は、美しいカモフラ柄とスケルトン素材との絶妙コンビネーション。
ここまでストロングポイントを積み上げまくったモデルは、なかなか無いです。

触れると凍り付いてしまいそうな、冷ややかな装いのクールビューティ。
スケルトン素材の商品としては、夏場に活躍しそうと思いきや
冬の時期に雪山なんかで身に着けるのも、かなり似合いそうなG-SHOCKですよね。

けっこう普通ではない尖った商品ですが、意外にも守備範囲が広そうなところも
中古マーケットでも人気の理由かもしれませんね