多くのファンに愛されるAW-500シリーズ。

G-SHOCK初のアナ・デジコンビネーションモデルとして誕生したのがAW-500ですよね。

その誕生は1989年でした。

当時の常識として、アナログ時計は衝撃にめっちゃ弱いとされていました。

針や歯車といった細かい部品が多いアナログなら、それもしょうがないと思われていたのです。

その既成概念を覆して業界を驚かせたのが、AW-500というわけですね。

何を隠そう、開発コンセプトは

「針が絶対落ちないアナログウオッチ」ですからね。

AW-500常識を凌駕する仕上がりとなったのは、周知の通りです。

AW-500と言えば、シンプルな丸形デザイン。

スラント形状のベゼル、そしてベゼルからバンドに続く美しいシルエット、

ミニマルなラウンド形状が多くのユーザーに愛されたモデルです。

そして、AW-550は角型アナログスタイル、

続くAW-560は改めて丸型のアナログスタイルでリリースされました。

アナログデジタルコンビネーションタイプとしては3代目となるAW-560は、

初代AW-500シリーズ同様にラウンド形状が採用されましたが

よりG-SHOCKらしい力強さがデザインに表現されていますね。

これは、しなやかな曲線美が強調された初代AW-500とは異なり、

樹脂ベゼルの一部を突起させる精悍なケースデザインが肝になっています。

上品さは保ちつつも、押し出しの強さもまとった絶妙バランスがイイですね。

そんなAW-560に乗せる色は、ラスタカラーです。

ラスタカラーって最高ですよね。

底抜けに明るい、陽気な気持ちにしてくれる色使い。

こんなご時世だからこそ、この色に助けられる気がします。

ラスタといえば、レゲエですよね。

ラスタカラーは、ジャマイカを中心に盛り上がりを見せたアフリカ回帰の動き

いわゆる「ラスタファリ運動」で使用されたものです。

これがレゲエミュージックと共に世界中に広がったんですね。

オリジナルはアフリカ発祥の地、エチオピアの国旗の色で、

赤は、戦いのために流された血、緑は自然、黄色は富と繁栄を表しています。

歴史的に意味深いカラーですが、純粋にカッコよくて

しっかりとオトコっぷりを上げてくれるマジックカラーですよね。

人間が持つ五感のうち、獲得できる情報量は視覚からがダントツ。

約90%の情報を目から入れているんですね。

となると、色が私たちに与える影響は小さくない。

ということで、ラスタカラーの3色が人にもたらす

心理学的なイメージを見ていきます。

前述の通り、赤・緑・黄はそれぞれ

血・自然・富を表すエチオピアの国旗の色だと触れましたが、

ラスタカラーが持つ3色は、他にも様々なイメージを私たちにぶつけてきます。

赤は、情熱や生命力、愛をイメージさせ、

人に刺激を与えて興奮させる色。

そして緑は、やっぱり一番は自然ですが

安全とか平和といったイメージをもたらして

リラックス効果抜群の色ですね。

最後の黄色ですが、これは明るく朗らか、暖かさをイメージさせる色。

テンションをぶち上げたいときはこの色ですね。

心理学的にも、喜びを感じさせるカラーとされているそうです。

改めて見てみても、ラスタカラーはイイ！

ぜひファッションに取り入れたい最高の色ですね。

ということで、アナログとデジタルのコンビタイプ「AW-560J-1」。
人気を博した初代AW-500シリーズの丸型デザインを、

より攻める感じに尖らせたケース本体が特徴的です。

そして、ラスタカラーを配してポップな印象になった文字板、

クロスタイプのベルト止め、バンドにプリントされたGも

いい感じに赤緑黄の3色で彩られています。

レゲエファッション全開の本作、中古マーケットでも目立ってます！