お台場エリアのエンターテイメント複合施設、「パレットタウン」。

中世ヨーロッパを思わせる大型モール「ヴィーナスフォート」、

トヨタの体験型テーマパーク「MEGA WEB」、

直径100mを誇るお台場のシンボル「パレットタウン大観覧車」、

世界最大級のライブホール「Zepp Tokyo」。

これらの施設を備えたパレットタウンが誕生したのが、1999年。

結構大きなインパクトをもたらしたニュースでしたね。

最近では、さらに森ビルとチームラボが共同運営するデジタルアートミュージアム

「teamLab Borderless」も加わって、引き続き盛り上がっています。

そんなパレットタウンの用地は、もとは開催中止になった「世界都市博覧会」の予定地が

東京都から企業に貸し出されたものだったんですね。

で、土地の借地権の契約期間が10年に設定されていて、

当初は2010年までに施設全体を撤去して、東京都に土地を返還することとなっていました。

これって、そもそもバブル崩壊による不況で土地の売却先が見つからなかったので、

東京都が破格の安さで貸し出しを行って、事業者の方も10年限定の条件を飲んで

施設の開設を実施した経緯がありました。

でも、結果としてパレットタウンは商業的に大成功を収めたので、

10年で更地にするのはヤバくないか？という流れになって、

結局、都は森ビルとトヨタに土地を売却したというわけですね。

時代を経ても、まだまだ賑わいを見せるパレットタウンですが、

先日の報道によると、2022年度ごろまでにすべての施設を閉館し、

2025年夏を目途に大型アリーナを中核施設とする新たな複合商業施設を開業させるそうです。

アリーナにはコンベンション機能、ホテルやオフィス、ショップ、

エンターテインメント施設などがそろった複合施設となる見込みです。

大規模な再開発ですね。

1999年から進化を続けるお台場の青海エリア「パレットタウン」について触れましたが、そもそも1999年とはどんな年だったのでしょうか？

ざっと振り返っても、時代を感じられて面白いです。

時は、スマホ誕生前の携帯電話の時代。

この年、iモードサービスがスタート。

携帯電話番号も、それ以前は10ケタだったものが

今では当たり前の11ケタ化されました。

街に目をやると、真っ黒に焼いた肌に、白いグロスやアイラインをほどこした

ヤマンバが幅をきかせたのがこの頃です。

同年、瀬戸内しまなみ海道が開通。

ひろゆき氏が、2ちゃんねるを開設したものこの年です。

また、ソニーが子犬型ペットロボット「AIBO」の発売を開始しましたね。

あと、この年から始まったものでいくと、

フジテレビで「ONE PIECE」が放送開始。

ジャニーズの嵐がデビュー。

倉木麻衣もデビュー。

そんな最中、女優の橋本環奈が生まれます。

他にも、スクウェアがPS用ソフト「ファイナルファンタジーVIII」を発売。

全世界で、約800万本を売ることになります。

トレンド絡みでは、

1999年はスケルトンデザインが流行りました。

これは、前年に発売されたiMacの影響が色濃く表れたと言われていますね。

例の、スケルトン系キャンディーカラーで彩られたディスプレイ一体型デスクトップですね。

映画マトリックスも流行りました。

あと、カリスマ美容師、カリスマ店員がもてはやされ、

エクステ、厚底サンダル、ガングロ、ボディーワイヤー、

民族衣装っぽい、フォークロア・ファッションが街に溢れていましたね。

そんな1999年の春に誕生した、G-SHOCKのプレミアムモデル「G-SHOCK 1999 PREMIUM」。

ELバックライトを発光させると、1999年をデザインしたマークが浮かび上がるのがイイですね。

時代をさかのぼって当時の時計を着ける楽しみ。

それは、当時の雰囲気に思いを馳せながら

今と離れているものに思いをめぐらすことができることかもしれません。