私の友人にはダイバーが多くいます。
彼らにダイビングの魅力を聞くと、海に潜ることの素晴らしさを本当に楽しそうに話してくれるんです。
話を聞いて面白いと思ったのは、マリンスポーツと呼ばれながらも、勝ち負けや技術を争ったりしないところ。
そんなスポーツ、考えてみれば珍しいですよね？

ゆったりと海中に身をゆだねて、ゆっくりと呼吸する。
普段は出会えない大小さまざまな海洋生物を眺めながら、非日常の世界を心穏やかに堪能する。そして時にドキドキする冒険を楽しむ。
ダイビングって、他のアクティビティでは味わうことができない、特別なマリンスポーツですね。

人類が誕生してから最初に手に入れた乗り物、それは船だと言われています。
風の力を受けて進むヨット、古代から人間との関わりは深いです。
それをスポーツとして楽しむ人の話を聞くと、非常に奥が深い競技だと感じます。

操舵の技術も重要ですが、風を読んで自然を味方につけるのが重要。
そして、風の変化を予測しながら、同時に相手の船との関係を考え、レースを組み立てていくんですね。
どこで勝負を仕掛けるのか？　ここが難しく、同時に最大の魅力を感じるポイントだそうです。
非常に戦略性の高いスポーツですね。

ボードに横乗りするスポーツは色々とありますよね。
スケートボード、スノーボード、サーフィンなどです。
ウインドサーフィンが他の横乗り系スポーツと異なるのは、
不安定なボードに乗りながら、リグと呼ばれる部分で風を受けて
それを操舵しながら推進するというところ。

その魅力を語るウインドサーファーは一様に、広い海を自由に動くという解放感を口にします。
そして、「プレーニング」という滑走状態の素晴らしさを教えてくれます。
プレーニングとは、水中に沈んでいたボードが浮き上がることで、
海面をほとんど無抵抗で滑走している状態のこと。
そんな経験をしたら、もう抜け出せませんね！

W.C.C.S.（World Coral-Reef Consevation Society/世界サンゴ礁保護協会）は
1994年に設立されました。比較的新しい組織ですね。
サンゴ礁が地球環境に及ぼす重要な役割を、世の中に広めている協会です。
そして美しい海を守るために、サンゴ礁のみならず様々な海洋生物の保全に向けて活動しているんですね。

そんな組織を設立するために集まったのが、ダイビング、ヨット、ウインドサーフィン等
マリンスポーツを愛する人たちでした。
シーラバーズがマリンスポーツを楽しめるのも、素晴らしい海の恵みがあればこそ。
美しい海が守られてこそです。

その W.C.C.S.（世界サンゴ礁保護協会）の2000年オフィシャルモデルが本作です。
このFROGMAN、カラーリングが最高！
深海をイメージした渋い仕上がりが、TPOを選ばなくて好印象です。
中古マーケットでの需要の高さも、そんなところが重要だったりします。

「Long live the majestic sea（大いなる海を大切に永遠に）」。
バンドに記されたそのメッセージには、シーラバーズの想いが詰まっています。
マンタが3匹浮かび上がる ELバックライトも、海好きにはたまらない演出ですね。

イルクジと並んで絶大な人気を誇るW.C.C.S.モデル。
今回のモデルも仕上がり良すぎです。