こんなケース形状、見たことありませんでした。。。
裏蓋のないモノコックケースをカーボン素材で作り上げた結果、
なんとも不思議な時計裏側の形状に。
スッキリしたボウル型に成形された様は、何ものにも形容しがたい独特の立体形状で
全くもって新しい時計に仕上がっていますね。
まさに、奇抜、新次元、奇想天外、風変りの極み。最高です！

航空機にも採用されるカーボンファイバー強化樹脂を、パイロットウォッチにも。
それは自然の成りゆきだったのかもしれません。
モジュールを作り込むようなシンプルな立体感は、迫力と繊細さを同居させて、
買う喜び、持つ喜びを感じさせるのに十分ですね。
G-SHOCKって、こんな感じで見たことが無いなかなかの代物をぶつけてくるんで、
ほんと飽きないですね。開発者の皆さんマジ凄いわ。

そして、他のG-SHOCKとの差異はまだありますよね。
そうです。カーボンで形成されたケースの強度によって、ボタンガードが無いところ。
これも新鮮味にあふれたデザインです。
ケースサイドがすっきりしていると、時計全体的な印象が洗練されて感じられるのが良いですね。
ある意味、G-SHOCKっぽいゴツゴツしたマッチョな感じがいい意味で薄まって、
クレバーなパイロットウォッチな雰囲気を高めていますね。

加えて、カーボンはご存じの通り耐衝撃性能のみならず、軽量化にも大きく寄与します。
それによって、GRAVITYMASTERシリーズ最軽量を実現しちゃいました。
なにげにケースサイズは決して小さくないのです。
縦50.1mm×横46.4mm×厚さ16.9mmですからね。
なのに、なんと72グラムに抑えてきたんですから、これは驚異的です。真剣に。

過酷な状況下で任務を遂行するパイロット向けタフネスウオッチ、
マスターオブGの空の王者、「GRAVITYMASTER（グラビティマスター）」。
その名に恥じない機能は、コックピット内でパイロットのミッションを下支えします。

まず、そのシンプルなデザインから、見るからにボタン操作がしやすそう。
パイロットは素手ではなく、グローブ着用が多いでしょうから、ボタンの押し込みやすさは重要ですよね。
その恩恵は、我々の日常使いでも絶対に感じられるはず。
ちょっとした操作性の詰めの甘さがストレスにつながるんですよね。
その点、さすが空の王者は一味違います。

また、当然のことながら、パイロットにはゆったりと時計を眺める暇はないでしょう。
瞬時に文字盤から情報を得ることができる視認性は、基本中の基本。
そこは、クリアな視界を担保する、内面無反射コーティングのサファイアガラスで一発解決です。

視認性でいえば、暗所における見やすさも超重要。
そこに関しては、高輝度なLEDライト、スーパーイルミネーターが大いに役に立つでしょう。

そして肝心の動力は、お得意のタフソーラーで賄うわけですが、ここも地味に進化していてファンを唸らせます。
インダイアルソーラーパネルと呼ばれるそれは、文字盤上に配された2か所のパネルのみで
駆動に十分な動力を獲得できるようになっているんですね。
わずかな光で動く。渋い進化ですよ、こういうところは。