まずもって、文字盤のゴールドと、それを包み込むベージュの組み合わせがイイ！
特徴的なデザインを誇るベースモデル、G-001に似合うカラーとして、
めっちゃビビッドな色に振るのも良い選択です。
玩具っぽいフォルムに、カラフルな色づかいがドハマリしますよね。

一方で、本作に採用されたゴールドの文字盤との相性を考えたときに、
ベージュを持ってきたのは大正解ですね。
ベージュ×ゴールドの組み合わせが、ここまで完成度が高いとは。
いい意味で、G-SHOCKっぽくない配色で目を引きます。
ポップになりがちなスタイルを、やわらかい色づかいで大人っぽく楽しむのも良し。
ゴージャス・リッチな感じを、ストリートでカジュアルに楽しむのも良し。
ナチュラルさと華やかさが同居したミステリアスな魅力を、さりげなくアピールするのも良し。

 見え方のレバートリーが普通じゃないですよ、これは。
すごい仕上がりです。

そんな魅惑のカラーリングは、ベースモデルのG-001が醸し出す雰囲気があればこそ光ります。
何度みても、不思議なカタチですよね～。
丸みを帯びた、どこまでも角のないフェイスデザイン。
個性的すぎて、普通ならちょっと敬遠しそうなところですが
でも妙にバランスが取れているんですよね。

普通、子供っぽくなりがちですよね、こういったコロンとしたフォルムって。
しかし本作は、子供のおもちゃのようでありながらも、しっかりと大人向きですよね。
デザインを美しくする、黄金比がそうさせているのでしょうか。
謎すぎるほど魅力的な一品に仕上がっています。

実用性に優れたタフな時計を選びたい、
その上で、デザイン的にひねったモデルを身につけたい。
そんな欲張りな要望に応えるには、このモデルが最適解ではないでしょうか？

確かに目立ちまくりのデザインなんです。しかしそれと同時に上品さも兼ね備えている。
大人カワイイ本作の魅力は、カラーリングも寄与していますが、計算しつくされたデザイン性によるところも大きいでしょうね。

本作のベースモデルであるG-001は、1994年に生まれた「DW-001」の独創的なフォルムをを踏襲したもの。
DW-001が打ち出した、その個性強すぎなボディ形状は、今もなおアピール力が半端ないですね。

この個性的なフォルムは、ただ奇をてらったものではありません。
耐衝撃構造からくる必然でもあるんですね。
時計本体をカプセルのように裏蓋まで樹脂で包み込むストラクチャー、
いわゆるカシオが言うところの「カプセルタフ」によって生まれたもの。

まあ、機能はデザインに優先するとか、形態は機能に従うとか、
いろんな言われ方をされますが、この際どーでもいいですね。
このG-SHOCK、ただただ純粋にクールです！

ちなみに、発売当時の代表的なカラーリングは、有名どころのイエロー×グレーでしたが
本作の大人なカラーリングもしっかりと受け止めるのは流石の許容力ですね。

ポップでありながらも、どこか洗練されたエレガントさもある。
そして他のどのG-SHOCKにも似ていない存在。
センス良すぎで、売れ筋路線は確定ですね。