1996年、第5回国際イルカ・クジラ会議の記念モデルとして誕生したのが
透明感溢れるスケルトン素材を採用した2代目イルクジでした。

1996年といえば、狂ったような第一次G-SHOCKブームが巻き起ころうとする前夜って時期ですね。
2代目イルクジがストリートシーンで大きく注目されたことが、後の空前のG-SHOCK大ブームに続く一つのきっかけであったことは間違いないでしょう。
まさに2代目イルクジは、90年代を代表する名作中の名作ですね。

人気の理由は、何といっても爽やかなクリアスケルトンの存在でしょう。

この透明感には、誰もがやられますよね。

G-SHOCKには、透き通るようなスケルトンがよく似合います。

この透け感、透明感は、イマドキなコーデにもど真ん中で使えますね。
サマーコーディネートは言うに及ばず、全体感が重たくなりがちな冬場の着こなしにもバッチリ。

スケルトンのイルクジで透明感をプラスするだけで、ちょうどいい感じにバランスしてくれます。

季節を問わず、普段のファッションのワンポイントとして活躍してくれるイルクジ。

これは中古市場でも人気な理由がわかるってもんですね。

そんな、半透明のホワイトスケルトン樹脂素材を初めて採用したイルクジのなかで、
復刻版である本作のベースとなったのが、 「DW-6900K-8BT」です。

どこまでもナチュラルでソフトなデザインが魅力的。
1996年の同タイミングで複数のスケルトンモデルがリリースされましたが、
なかでもDW-6900K-8BTのファンは多かったですね。。
それは、白基調の文字盤とスケルトン素材との絶妙なマッチングで、透明感が最も映えていたのが理由ではないでしょうか。

「DW-6900K-8BT」のサブネームは、「The Breeze」。
そよ風という名のモデルでした。

夏に限らず、オールシーズン、アクセ感覚で使える守備範囲の広さは
多くのファンに受け入れられました。

時に腕元を涼しげに演出してくれて、時にコーデをうまくバランスさせるアイテムとしても機能する。
これはマストアイテムになりますよね。

そんなお洒落で、かつ守備範囲も広いアイテムは、ストリートシーンにおいて
当然のように火が付きました。
それはあたかも、一大ブームにつながる導火線に火がつけられたような感じです。

ここで凄かったのは、G-SHOCKが単なるお洒落アイテムとして受け入れられただけでなく、
ユーザーに対して環境保護に対するメッセージをしっかりと届けたことが見逃せません。
かつて、そんなファッションアイテムがあったでしょうか？

ストリートシーンにイルクジの人気を浸透させると同時に、環境問題にまで関心を向けさせたのは凄いことですね。
これってイルクジの大きな功績と言えそうですよね。

G-SHOCK生誕25周年を記念してリリースされた、第5回国際イルカ・クジラ会議記念モデル復刻版、「DW-6900K-8BJF」。
環境保護へのメッセージとともに、ストリートシーンに大きなインパクトを与え、大人気となったモデルの復活です。

数々のデザインを世に問うてきたG-SHOCKの歴史の中で、ホワイトスケルトン樹脂を初めて採用したモデルとして、ファンに記憶され続ける逸品です。
このイルクジを通して、環境保護に対する意識がちょっとでも高まった人達は少なくないはず。
世界の潮流として、地球や自然環境を意識した消費行動が普通となった今、
本作は中古マーケットでもキラリと光る存在感を放っています！