安定の「MASTER OF G」 FROGMANですから、使い勝手は間違いないですね。
というか、控えめに言って最高です。

ISO規格に準拠したダイバーズウォッチとして知られるFROGMAN。
しかしながら、サーファーからの支持も熱いものがあります。

私が海に入るサーフポイントでは、水温が極度に下がる時期なると
5㎜のセミドライスーツに、3㎜のブーツとグローブを着用することが多いです。

そんなフル装備で腕時計を水中で操作するのは、全くもって簡単ではありません。
そこで頼りになるのが、 FROGMANなんですね。
グローブをつけていても、めっちゃ快適に操作できるのは、大型のボタン類と
その絶妙な配置にあります。

これ、ちょっとしたことのようですが、操作感に少しでも難があるとかなりのストレスを感じますので、これは大きなポイントです。

また、激しい動きをしても手首に干渉しないし、間違ってボタンが押される誤作動も無い。
しっかりと考えてデザインされた、左右非対称のフォルムは伊達じゃないですね。

バンドもいいですね。
分厚いウェットスーツにグローブを着けて、ときにはインナーまで着用するなんてときは、手首の部分はかなりのボリュームになります。

しかし、 FROGMANのバンドであれば、もりもりの手首部分の上に余裕で巻けちゃいますね。
実は、この十分な長さがない腕時計、結構多いのが実情なんです。

加えて、2つに分かれた尾錠が秀逸。
見た目もクールですが、これが水中での脱落を防止してくれます。

腕時計が外れる？
そう思われる方もいるかもしれませんが、私は他社の時計を波乗り中に紛失した経験があります。
激しい動作でもびくともしないホールド性は、安心感をもたらしてくる重要ポイントですね。

つづいては、タイドグラフに触れなくてはなりません。
友人のダイバーに聞くと、潮位を考慮してダイビングの計画をするように、最初は習うには習うようですね。
とは言え、実際にはダイバーがタイドを気にするケースはあまりないとも言っていました。
一般的なダイバーは、現地を熟知するサービススタッフに、ダイビング計画をお任せするケースが多いからですかね？

その一方で、サーファーにとってタイドグラフは活用しまくりの機能なんです。
ポイントによって、潮回りで波質が大きく変化しますし、いい波にライドできる時間が限られたりしますからね。
また、潮位によっては危険になるポイントもあるので、タイドグラフを搭載したモデルは本当に重宝します。

ぶっちゃけ、スマホの波情報でOKってサーファーもいますが、波乗り中にリアルタイムで状況確認できるメリットは計り知れないと感じます。

視認性を高めるELバックライトも、気が利いていますね。
しっかりと周辺環境の明暗を検知してくれて、暗い状況では腕を傾ける動作だけで
液晶を光らせてくれます。

このフルオートってところが、地味に役立ちます。
例えば、2ランド目のサーフィンを楽しんだ夕方なんかのシーンですね。
冬場になると、海から上がって外で着替えるとき、あたりは真っ暗闇なんてことも。

暗闇において、フルオートでディスプレイを照らしてくれること。
ただそれだけで、幸せな所有感を得ることができるのです。

中古マーケットでもFROGMANの人気が非常に高い理由、
それは、ユーザーに寄り添った丁寧な商品づくりであることは、間違いないでしょう。

30周年記念限定の「Rising RED（ライジングレッド）」は、2013年にアニバーサリーモデルとしてリリースされ、瞬く間に人気を獲得しましたね。
G-SHOCKのブランドカラーでもあるレッドですが、今回は昇り行く太陽をモチーフにデザインされています。
そして、質感を大いに高めているのが、メタルパーツのゴールドですね。
字板印刷、液晶もゴールドに輝いているのですから、ステイタス感もバッチリ。

FROGMANの中でも、最上位の人気を誇る8200をベースに仕上げた本作、
中古市場においても争奪戦が繰り広げられるでしょうね！