初号機って絶対的な特別感ありますよね。
でも、世の中には人気があったのに初代だけで消えてしまう
なんていうケースも少なくないんです。

ちょっとG-SHOCK以外で振り返ってみましょう。
例えばクルマ。
平成の時代、日本カーオブザイヤーも受賞した、三菱FTO。
FFスポーツ車として高い評価を得ましたが、後継車も生まれず
ひっそりと姿を消しました。

また、CMキャラにドラえもんを使った、日産ラシーン。
元祖クロスオーバーSUVとして高い人気を誇りましたが、
これも後が続かず生産終了。

トヨタのSUVとして販売されたFJクルーザーも、初代で息を引取りました。
レトロスタイルで人気を博しましたが、商品コンセプトが時代に合わなくなり
あえなく生産を終えましたよね。

このように、当初は人気があっても後が続かず、生産終了の憂き目を見る数々のモデル。
初代で消えずにブランド価値を存続し続けるって、
実はとても難しいことなのかもしれません。

鮮烈なデビューを飾ったG-SHOCKですが、初号機発表から今日まで、
本当に様々なモデルが生まれ、今もなお多種多様な価値を創造し続けています。
これって、スゴイことですね。

今度は、初代が強すぎで2代目がうまくいかなかったケースを
見ていきましょう。
ここでも、クルマを例に進めます。

例えばホンダのステップワゴン。
使い勝手の良さと戦略的な価格設定で大ヒットを記録した初代モデルでしたが、
2代目は目立ったセールスを記録できませんでした。

スズキのワゴンRもそうですね。
元祖、軽トールワゴンとして新たな市場を開拓しましたが、
初代のインパクトが強すぎたのか、2代目は話題性が弱かったです。

また、マツダのピュアスポーツ、ロードスターも初代が突き抜けてました。
大ヒットしたのはご存知の通りですが、2代目の人気は明らかに落ちてしまい
ヒットしませんでしたね。

強すぎる先代を超えていく後継。
振り返ってみても、これもなかなか難しいんですね。
ここでもG-SHOCKは立派です。
高い評価を獲得した先代に臆することなく乗り越えていく強さ。
ざまざまな人気モデルがそれを証明しています。

G-SHOCKの凄さを語る上で、
なぜか勢いで過去のクルマ達に触れていきましたが笑、
要は、オリジンの圧倒的な強さと、強いブランドとしての継続性。
この凄みについて言いたかった訳です。

1983年に生まれたG-SHOCK。
今では世界中にファンを抱えるメガブランドになりましたが、
そんな時計にも、当たり前ですが最初の一歩があります。

このゼロイチ。
ゼロからイチを生み出す挑戦、
そして見事にその戦いに打ち勝って初号機を生み出した
当時の関係者はスゴイ。
本気で最大級のリスペクトを捧げたいと思います。マジで。

今までになかった価値を創造する挑戦を果たして、
G-SHOCKの初号機「DW-5000C」が生まれました。

この伝説の時計から始まった歴史は、
本当に多くの人に影響を与えましたよね。大げさなようですが。

例えば、大切な人へのプレゼントに、G-SHOCKを選んだ女性もいるでしょう。
お気に入りのG-SHOCKを身に着け、過酷な環境下で仕事に邁進する男性もいるはず。

そして我々もそうです。お買取ビジネスを通じて、
G-SHOCKを次の持ち主に引き継ぐ橋渡しができるのも
全ては DW-5000C誕生のお陰ですね。本当にありがとう！

今回取り上げるモデルは、
1983年に生まれた初号機「DW-5000C」の復刻モデルです。

いわば、原点回帰のモデルですね。
開発当初の気持ちを失わないように、という想いから復刻されたそうです。
このマインド、大切ですよね。