身の回りにモノが溢れている世の中ですが、本当の意味で信頼できるモノ、

意外に多くないと思いませんか？

確かに、安くてそこそこ良い商品を手に入れることは

以前に比べて容易になりました。

逆に、ハイブランドもワンクリックで取り寄せできる時代ですよね。

でもそんな世の中でも、本気で信頼に足るモノに囲まれて

満たされまくっている人、中々いないと思います。

でも周りを見回せば、日本にはしっかりと信頼できるブランドが、

数多く存在することに気づきます。

職人による確かな技術、細部にわたるこだわり、高みを目指した品質、

そんなジャパンメイドらしさに溢れたブランド、

まさに日本の誇りとも言うべき製品が私達を幸せにしてくれます。

吉田カバンも、そんなブランドの一つと言えるでしょう。

世界的な著名デザイナー集団である「ニューヨーク・デザイナーズ・コレクティブ」。

このメンバーに、吉田カバンのチーフディレクターが日本人として初めて選定されたことから、吉田カバンの世界的な評価が著しく高まりました。

その出来事は、1981年まで遡ります。

それから、アメリカの有名百貨店やセレクトショップなどで、

吉田カバンのプロダクトが販売されるようになり、

やがて世界のブランドとして成長していくのです。

創業者の吉田吉蔵氏が、吉田鞄製作所を東京の神田に設立したのが1935年。

彼が29歳のときでした。

その後、開戦、徴兵、そして終戦を迎え、復員するや積極的にバック作りに専念します。

そしていつしか、機能性とデザイン性に優れた吉田氏の作るカバンは、

日本中に知れ渡っていきました。

やがて、天皇陛下のトランクまで手掛けるまでになった吉田カバンは、

飛ぶ鳥を落とす勢いで、その実力が評判となっていくのです。

その品質の高さの根幹にあるのが、吉田吉蔵氏が掲げた「一針入魂」の精神です。

あくまでも、日本の職人による国内生産にこだわり、

高い品質や信頼獲得の為に、全力で一針一針を丁寧に縫い合わせていく、

そんな強い気持ちが、吉田カバンの製品に息づいているのですね。

1962年に、吉田カバン最初のブランドして発表された「PORTER」。

ブランドロゴにも表現されている通り、ホテルのカバン運搬係であるポーターが

ネーミングの由来です。

ホテルのポーターは、誰よりもカバンの良さを知る存在。

ぜひ世界中で吉田カバンの品質を楽しんでほしいという願いが込められているんですね。

そんな吉田カバンの凄みは、歴史ある老舗でありながら、

非常に多くの業界との積極的なコラボを展開する、活力あふれるところだと思います。

数あるブランドの中でも、看板とも言える「PORTER」は、非常にアグレッシブに

数々のコラボレーションを成功させています。

本作は、2020年に吉田カバン創業85周年を記念して、

G-SHOCKとコラボレーションした特別モデルです。

同じく日本が世界に誇るG-SHOCKの定番、「5600シリーズ」をベースに、

PORTERオリジナルの仕様が施されています。

硬質なステンレス素材が採用されたベゼルカバー、

PORTERを印象付けるオレンジカラーを取り入れた文字盤がいいですね。

高い質感があって、ポーターとのコラボに相応しい仕上がりです。

また、バンドの付け替えを楽しめるのも最高です。

ポータータグを配したミリタリーライクなカーキのナイロンバンド、

そして、ポーターロゴをプリントしたブラックの樹脂バンド、

更にはポーターの「TANKER」シリーズの生地を使用したリストバンドまで

付属しているのですから、これ以上の特別仕様は無いですね！

ブランドの特性上、幅広い世代から高い人気を誇っている吉田カバンとの

コラボモデルですし、何よりも完全数量限定の特別モデルとして販売された逸品ですので

これは中古マーケットでも大注目ですね。