「宇宙」、そして「アメリカの機関」、たった２つのキーワードがそろえば

もう「NASA」で決まりですね。

考えてみれば、他国の一機関でありながらここまで有名なのも凄いですね。

アメリカ航空宇宙局、通称NASA。

National Aeronautics and Space Administrationが正式名称です。

アメリカにおいて、宇宙開発に関わる計画を担当する連邦機関として

1958年に設立されました。

現在では国際宇宙ステーションの運用支援、商業輸送などの開発などを行っていますが、

古くは人類初の月面着陸、いわゆるアポロ計画だったり、

長期宇宙滞在のスカイラブ計画、宇宙往復を実現させたスペースシャトル計画、

などなど、宇宙にまつわるビックニュースはいつだってNASAが提供してきました。

NASA、ほんと凄いです。

そんなNASAの任務は多岐に渡ります。

重要な任務は、宇宙における様々な探査に尽きるわけですが

その探査の対象があまりにも広い。

例を挙げると、

宇宙空間の平和目的につながる探査、

無人探査機を活用した太陽系の探査、

太陽系外の探査なども進行中です。

また、宇宙望遠鏡といえばハッブルですが

ハッブルをはじめとした高性能な宇宙望遠鏡を活用した探査によって

ビックバンなどについて調査するのも役割になっていますね。

宇宙全体の探査によって、宇宙空間の新たな開拓、科学的な発見を目指しています。

そして世界の警察たるアメリカとしては、軍事目的における宇宙探査も

NASAの大切な役割となっています。

そんなNASAで働く職員ですが、なんと勤務時間が決められていないのです。

働く時間は職員の裁量に任されていて、好きな時間に働き、帰宅時間は自由。

自由な環境下で、大きな仕事を成し遂げているのですね。

NASAで働くにあたっては、国籍は問いません。

もちろんアメリカ合衆国の連邦機関なので、正規職員になるにはアメリカ国籍が必要です。

一方で、有期とはなりますが契約雇用者であれば国籍は関係ありません。

実際に、多国籍の職員が様々な宇宙計画で能力を発揮しているのです。

ベースは、徹底した実力至上主義。

要は、能力があればNASAに迎え入れられます。

これがアメリカらしい、素晴らしいとことではないでしょうか。

だって、アメリカ航空宇宙局の職員ですよ。

ここで、日本人も含めた多国籍の職員が活躍しているのです。

学歴も不問ってとこも、カッコいいですね！

NASAで募集されている職種は様々。

ひと口に宇宙関連の仕事といっても、それはそれは多岐にわたりますよね。

職員の60%は、エンジニアと科学者です。

エンジニアでは、コンピューターエンジニア、ジェネラルエンジニア、

その他様々な専門的な知識、スキルをもった人材が募集されています。

例えば、火星探査車のシステム設計などを担当するエンジニアなどですね。

例の、火星着陸後に地表を自走するローバーを設計する仕事です。

映像でみたことがあるかもしれませんね。

科学者だと、気象学や生物学を専門とする人材が募集されていたりします。

また、どんな仕事にも裏方が存在します。

いわゆる事務職ですね。これも重要なミッション遂行にむけて大切な仕事です。

経理事務、契約事務は膨大な仕事量がありますし、

どんな計画の成果を対外的に公表する広報も大切な取り組みの一つですね。

そして何といっても、宇宙飛行士という仕事もあります。

下世話ですが、宇宙飛行士の年収が知りたい。

そう思いませんか？笑

超難関なテストをクリアする必要がある宇宙飛行士。

そして、命を懸ける危険な職務であるともいえるわけですから、

それはそれは高給取りなイメージ、ありますよね？

でも実際の年収は、日本円にして700~1,000万円程度とのこと。

ちょっと思っていたレベル感より低いのでビックリですが、

お金では計れない魅力があるのでしょうね。

だって、能力が突き抜けた面々が何とかして宇宙飛行士になりたいと

大勢チャレンジする世界ですからね。

先日、日本のJAXA（宇宙航空研究開発機構）が発表した

13年ぶりに日本人の宇宙飛行士募集というニュースが話題になりましたが、

前回の募集の際も多くのツワモノたちが手を挙げ、

300倍を超える超難関な選考が繰り広げられたのです。

NASAは、宇宙開発に係わる組織という特性上、

様々な都市伝説的な噂が絶えないことでも有名です。

例えば、世界初の月面着陸が捏造だったという説。

史実では、アメリカは1969年にアポロ11号による月面着陸を成功させ、

世界はそのニュースに熱狂しました。

でも実は、NASAが配信した現場の画像が、ハリウッドのスタジオで撮影されたものだという噂がまことしやかに囁かれたりしています。

その理由に、

映像に写り込む影が不自然、

風がないはずの宇宙で星条旗がなびいている、

星が全く写っていない写真がある、

そもそも、当時の技術レベルでは月面着陸は不可能、

などなど、NASA陰謀論者は様々な意見を述べています。

ただ実際は、そのかなり後に打ち上げられた探査機によって

月面に残されたアポロ計画の残置物がしっかりと撮影されていますし、

上記のいくつかの疑惑も、科学者らによって反論、証明されています。

それでもなお、今日においてもこのような陰謀論が出続けるというのは

未知の宇宙を相手にするNASAらしいと言わざるを得ませんね。

エキスパートぞろいのNASAにも、強力なライバルが現れました。

そう、中国です。

中国の無人探査機が世界で初めて月の裏側に着陸したというニュースに、

世界は驚きました。

そして彼らは、月の地質調査、探索、放射線調査、生物の生育実験などを行っています。

このミッションは、今後の月面への有人飛行、

そして月面基地の建設を見据えたものとされていて、

宇宙開発で先行していたアメリカ優位のパワーバランスが大きく揺らいたという識者もいます。

人類がこれまで、上空からしか観測できなかった地球の裏側に、

自動車サイズの着陸船と探査車を着陸させた事実、これは業界にとって大きなインパクトでした。

一般人による宇宙旅行、

以前は夢物語だった宇宙への旅行が、現実のものとなる日は遠くないかもしれません。

宇宙旅行を目的とした旅行会社も数多く設立されています。

たとえば、「ヴァージン・ギャラクティック」。

実際、パイロット以外の人員を乗せた宇宙船を宇宙空間に到達させることを

2019年には実現させています。

ヴァージンの宇宙旅行プログラムでは、出発から着陸までの宇宙旅行の体験時間が約90分。

約4分間の無重力状態を楽しめるものになっています。

料金は、一人約2700万円。

そして今年の予約販売再開のタイミングでそこから約2倍の価格設定になりました。

個人的には高すぎて全く手が出ませんが、

事前予約がすでに数百人からあったという報道もあるので、

注目度の高さはさすがですね。

他にも、テスラで有名な起業家、イーロン・マスク氏が率いるスペースXも、

宇宙旅行サービスの提供で存在感があります。

すでに、国際宇宙ステーションへの物資輸送などは数多く成功させている実力派とも言えます。

スペースXが計画している宇宙旅行についてみていきます。

プログラムの期間は10日。参加者は8日間国際宇宙ステーションに滞在できます。

そしてその期間中、国際宇宙ステーションに勤務する宇宙飛行士の仕事を実際にみながら

自らの宇宙滞在を自由に楽しみます。

料金は1人あたり約60億円。

それでも予約はいっぱいとのことです。

昨今、「宇宙ゴミ」について語られることが多くなりました。

スペースデブリとも呼ばれる宇宙のゴミ。

これらは、機能していない人工物体、またそれらの破片です。

ゴミが生まれる原因は、ロケットの打ち上げや人工衛星によるもの。

打ち上げたロケットから切り離した部分や、

機能停止して捨てられた衛星などがゴミとして宇宙に浮遊しているのですね。

現在、監視・追跡されているものだけでも、その数2万個以上！

監視できないようなサイズのものも含めると、その数は数十万個以上にもなると言われています。

これ、宇宙が混みあっていない時代は大きな問題とはされていなかったのですが、

各国が宇宙開発に乗り出す今日では、無視できない危険な状態になっているのですね。

なぜなら、国際宇宙ステーションと同じ高度400km時点で、秒速約8kmものスピードで

人工物体のゴミが飛んでくるのです。

衝突したらひとたまりもありません。

そして実際、デブリ同士が相互に衝突しあって、連鎖的にその数が増えている現状もあるようです。

宇宙ゴミは、NASAをはじめとして世界中で対策を進めている課題になっています。

2020年、カシオアメリカが発表したG-SHOCK「DW5600NASA20」が

大きな話題となったことは記憶に新しいですね。

何といっても、NASAをテーマにしたモデルです。

マーケットの予想通り、一瞬のうちに溶けるようにソールドアウトとなってしまいました。

NASAとデザインコラボして制作された本作、

ベースモデルはG-SHOCKの代表モデル「DW-5600」です。

その佇まいは、清々しいまでにシンプル。

全体がホワイトで染め上げられ、グレーのフェイス部には、赤く「NASA」のロゴが光ります。

バンドループ部の星条旗、

バンドに記された「National Aeronautics and Space Administration」の文字、

裏蓋に刻まれた月、

そのそれぞれが独特な世界観を放っています。

ちなみに、記されたNASAマークは宇宙ファンに愛されたロゴで

「ワーム」という愛称のレトロスタイルです。

これがまたいいんですよね。

このレトロスタイル、合わせるには5600しかないでしょう。

宇宙開発という過酷なミッションを遂行するNASAと、

G-SHOCKのコラボレーション。

それが極めてシンプルなデザインでリリースされてきたことに

逆にこのコラボモデルの凄みを感じる人は多いでしょう。

伝説のモデル、NASAコラボ 海外限定「DW5600NASA20」。

この人気、中古マーケットでも凄いことになりそうです。