冷凍庫の温度をご存じでしょうか？
あなたの冷蔵庫内のフリーザーは、－18℃以下となっているはずです。

日本の食品衛生法において、冷凍食品の品温は－15℃以下にすることが定められています。
これは、微生物が増殖できない温度だからなんですね。
また、国と業界団体によって、流通や販売の段階で微生物の繁殖を抑え、
さらに酸化などの品質変化も抑えて品質を保持するため、－18℃以下にすることが定められています。
ということで、必然的に家庭用の冷凍庫も、－18℃以下になっているわけですね。
ちなみに、海外でも同様です。国際的な規格も同じように、－18℃以下となっています。

つまり、－20℃とは冷凍庫並みの温度ということですね。
寒いとかいうレベルではありません笑
とはいえ、実は気温としてはあり得ないものではありません。
日本の最低気温記録は、北海道の旭川で－41.0℃というのがありますし、
世界では、南極で－89.2℃を記録していました。
北海道もヤバいですが、さすがは南極ですね。。。

一方の、60℃とは、どれほどのものでしょうか？

日本における、最高気温の記録は埼玉県熊谷市、そして静岡県浜松市の41.1℃。
世界に目を向けると、アメリカのデスバレーで記録した56.7℃が最高です。（諸説あるようです）

35℃以上となると、すべての生活活動において危険な状態とされ、
特に高齢者だと安静状態でも危ない気温と言われますよね。
そんな中で、デスバレーの56℃越えってヤバいですね。
まさにデスバレー、死の谷ですね。
それを上回る60℃の世界。
想像もつきません。。。

今回注目する6100番ですが、－20℃～60℃までの温度を計測を可能にした
センサーを搭載しています。

とてつもない幅の温度計測が可能となっていて、日常生活では必要性を感じることはまず無いであろうと思えますよね。

しかしながら、これまで見てきたように極寒、酷暑のエリアではあり得ない気温とは言えないわけです。
そこをしっかりカバーするのがG-SHOCK。さすがですね。

当モデル「DW-6100J-1」がリリースされたのは、1992年。
この年は日本でG-SHOCKが一気にメジャーになったタイミングですね。
前年のG-SHOCK出荷数は3万個だったものが、その年は15万個越え。
まさに大ブレイクです。

そんなエポックメイキングな1992年、G-SHOCK史上初めてセンサー機能を搭載したモデルとして発表されたんですね。
時間単位ごとに温度計測し、気温変化をグラフィック表示する様は新しい時代を感じさせるものでした。

時代は進み、最新のモデルにおいては、位置情報を取得するGPS機能を備え、
さらには、心拍数を測定する光学式センサー、移動距離を計測する加速度センサー、
温度のみならず、方位・気圧／高度までも計測するトリプルセンサーを搭載するまで
G-SHOCKは高度化しています。

もちろん最新モデルの超ハイスペックを堪能するのも最高のユーザー体験ですが、
G-SHOCKが初めて大ブレイクした時代に思いをはせながら、
初のセンサーモデルを腕につけるのも、めちゃくちゃ粋ですよね。

セカンドユースの市場においても、6100のように「新機能 初搭載」という歴史的モデルは高い人気を誇ります。
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