海に囲まれた島国・日本。
世界的に見ても日本の領土は非常に小さいです。
でも、海に目を向けて、領海と排他的経済水域を含めると、
世界で6番目の広さとなります。
まさに海洋国家ですね。

そんな日本の海の安全を守る為に活動しているのが海保です。
中でも海保の潜水士の活躍については、
映画やテレビの密着ドキュメンタリーなんかでおなじみですよね。
真剣にカッコイイですよね！

海難事故で沈没したり、転覆した船での救難活動。
そんな困難を極める状況下で働く潜水士は、選ばれしスペシャリストです。
海上保安官の1〜2％程度しか潜水士はいないそうで、究極に狭き門ですね。
海保の潜水士は巡視船の乗組員をしばらく経験して、適正などから選抜されるとのこと。

先ずは選考を経て、潜水研修の研修生として選抜されます。
息継ぎ無しで23mの水平素潜りができること等の先行基準があります。
で、2ヶ月間、寮生活を送りながら研修を受講し、
潜水に必要なスキルを身に付けるそうなんですが、
これがメッチャ厳しい環境らしいです。

地獄のプール実習、模型転覆船を使った、捜索や救助などの訓練、
実際の海で、機器の取扱訓練や夜間訓練、などなど。
激烈に厳しい潜水研修を修了して、更に潜水士国家試験に合格してはじめて
潜水士として任命されるというわけです。
過酷ですね。

そして更に、しっかりと場数を踏んだ潜水士から選抜されるのが、
海難救助のプロ中のプロである「特殊救難隊」。
特に高度な知識や技術を必要とする特殊海難事故などに対応する、
特別なチームなのです。
百数十人しかいない潜水士のうち、特殊救難隊員に選ばれるのは
たったの36人ですよ！
海猿って、正真正銘の精鋭部隊なんですね。

知りませんでしたが、彼らは羽田にいるんですね。
羽田特殊救難基地というところがあって、
その基地から全国各地の現場に、飛行機やヘリコプターで向かうわけです。
24時間体制で海難現場に駆けつけるスペシャルレスキュー。
頭が下がります。

そんな海難救助の最後の砦、「特殊救難隊」。
海保創設70周年コラボレーションモデルでは、
その特殊救難隊の潜水服をモチーフに、イエロー＆ブラックでデザインされています。
ベースモデルは言うまでもないですね。
ダイバーズウォッチとしてのプロスペックを備え、
現役ダイバーも任務中に使用している「FROGMAN（フロッグマン）」。
マスターオブGの名に恥じない、鉄板の最強モデルです。

G-SHOCKのコラボシリーズは、いつも強いこだわりが表現されていますが、
この海保とのコラボレーションは、半端ないです！
まず、裏蓋から見てみますと、庁旗に用いられている
羅針盤をデザインしたシンボルマークが輝きます。
そしてお次は遊環。海保の庁名をビシッと刻んできました。
続いてバンドに目を移すと、船や航空機に表示されている海保を象徴する標識「S字章」と
言わずと知れた「JAPAN COAST GUARD」のロゴがしっかりと記されています。
ここまでやるか、G-SHOCK！ですね。

これまで様々なG-SHOCKコラボレーションモデルを見てきましたが、
海上保安庁とのコラボを実現できるのは、
G-SHOCKというブランドでしか成し得ないのではないでしょうか？

過酷な環境下でギリギリの海難救助を行うプロフェッショナル「特殊救難隊」。
そして、どこまでもタフネスを追求し、強さに磨きをかけてきたG-SHOCK。
この両者がバディを組むのは必然かもしれませんね。