G-SHOCKって、本当に面白い時計です。
数え切れないテーマ性を持って、数多くのモデルを輩出して
我々を楽しませてくれます。
私のお気に入りは、大自然の豊かな情景をモチーフにしたモデル。

例えば、ハワイのビッグウェーブや夕日をグラデーションで表現したものや、
深海をイメージしたモデルもありました。

また、アニマルシリーズも良いですね。
ヒョウやワシなど、野生動物をモチーフにしたものは、
動物保全を目指す活動の素晴らしさのみならず、
デザイン性の高さも注目でした。

でも、ちょっと待って下さい。
今度もネイチャー系といえばそうなんですが、
なんと対象が太陽とは。しかも太陽の黒点と来ましたか！笑
G-SHOCKの引き出しの多さには、脱帽するほかないですね。

ということで、今回のモデルがフィーチャーしたのが、「太陽の黒点」。
太陽って、我々にとって無くてはならない存在である一方で、
まだまだ未知の領域が大きく、その存在自体が謎に包まれているそうです。

太陽の黒点について調べてみると、これが面白い。

黒点の第一人者といえば、かの有名なガリレオ・ガリレイです。
彼は今から400年以上も前に、太陽を観察し続けて
黒点に関する研究を発表したんですね。

でも、当時の太陽は、神も同然の存在でした。
そのため、神にシミがあるはずがないと権力者たちから強く追求されることとなりました。

まさに、業界の異端児として敵視されたのです。

ちなみに、ガリレオは太陽を観察しすぎた為か、
晩年に失明することになります。

そのガリレオの時代から400年あまり。

太陽を観測するのは、肉眼ではなく人工衛星です。
そしてその太陽観測において、日本のレベルは世界トップクラスだそうです。

黒点は、太陽表面の磁場が集中してできるとされています。

そのことが発見されたのは、1900年に入ってから。割と最近なんですね。

そして観測の結果から、黒点の数は11年の周期で増減していることが分かりました。
また、極端に黒点数が少ない時期には熱の放出量が減り、
小さな氷河期になるとされています。

で、なんと近々に小氷河期が地球にやってくるという研究もあるようです。

温暖化が叫ばれている昨今、ちょっと不思議な気がしますが
前述の通り、そもそも太陽の活動は謎に包まれているのですね。

ただ、黒点の内部には膨大なエネルギーが集中していて、
黒点が多くのことを教えてくれる重要な役割を担っていることは確かなようです。

謎が多い存在。まさに宇宙の神秘ですね。

黒点が内に秘めるパワーをテーマにした当モデル、
ベースモデルは安定のフロッグマンです。
ネイチャー系のG-SHOCKといえば、FROGMANなくしては語れません！

これまで、数々のテーマ性あふれる企画を受け止めてきたFROGMAN。

太陽黒点をテーマにしたスペシャルシリーズ「BLACK SPOTS（ブラックスポッツ）」においても、ベースモデルとしていい仕事してくれてます。

黒点だけに、キッパリとブラックでシンプルに纏めてきました。
その落ち着き払った佇まいには、風格さえ感じますね。
そして静かなる単色ブラックボディからは、内なるパワーも放ちまくっています。
太陽黒点の世界観が、バッチリと表現されていると思います。

また、ブラックボティと文字盤にはさりげなくオレンジとパープルでレタリングされており、その色使いがこのモデルが持つ渋さを、一層際立たせてくれています。

文字のカラーリングはしっかりと主張しながらも、
上質な仕上がりなので変に目立ちません。
なので、このG-SHOCKはワントーンコーデなどにうってつけの相棒になりそうです。